水分補給は年齢に関わらずとても大切なものです。成人の場合50~70%、高齢者の場合
50%が水分が体重を占めていると言われます。今回は体の水分量が少なく脱水症になりやすい
高齢者の方への水分補給の重要性をご紹介します。
<体内水分量のバランスを崩す原因>
・喉の渇きを感じにくい
・糖尿病による尿量の増加
・降圧剤の利尿作用で多量の尿が排泄される
・夜間にトイレにいかないよう水分摂取を制限する
<対策>
・こまめな水分補給
「喉が渇いた」と感じる前の水分補給が大切です。
・通気性のよい衣類を着て、風通しをよくする
高温多湿には注意。扇風機・エアコンなどを使用し室温調整を行いましょう。
・経口補水液(失われた水分、塩分、糖分などを速やかに補給できるように成分を
調整した飲料)で補給する。
大量の汗をかいたり、発熱、嘔吐、下痢が起きた場合は水やお茶では不十分です。
適度な電解質も補給しましょう。
<チェックポイント>
・トイレに行く回数が減っている
・尿の色が濃くなる
・便秘になる
・食欲が出ない
・なんとなく元気が出ない
・昼間寝てばかりいる
・暑いのに汗をかかない
・微熱がある(高齢者は平熱が低いこともあるので普段の平熱と比較する事が大切です)
日頃から水分補給を意識し予防していきましょう。
気になる症状があるときは早めにかかりつけ医に相談しましょう。
いま、日本人の多くが高血圧、糖尿病、心臓病、喘息などの慢性疾患を抱えています。また加齢に伴う脳の疾患も増えています。
こうした病気を早く見つけて適切な治療をするとともに、病気にならないよう毎日の生活を見直し栄養や運動など生活習慣を改善することも忘れてはいけません。
医療法人 創志会(しくま脳神経外科クリニック・板倉内科医院)は、皆さまやご家族の「かかりつけ医」として、地域とともに歩み、ともに生きる医療を目指しています。これからも新しい医学研究の成果を取り入れ、患者さまの立場に立った診療・治療、アドバイスを行ってまいります。
世界一の長寿国といわれる日本。
いつまでも若々しく元気でいるためにも、脳の健康を保つことが大切です。
年齢を重ねるごとに現れるさまざまな症状が「病気なのかどうか」
を、まず知ること。
そして早めの治療で「健康で元気な」毎日を過ごしましょう。
※アンチエイジングとは抗加齢のことです。
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