ストレスに強くなろう
健康な体には質の良い血液が体の隅々まで十分に流れています。その血液の流れをコントロールしているのが自律神経です。
自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの体のあらゆる器官の活動を調整するため、24時間働き続けていて、自分の意志でコントロールすることは困難です。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」に分けられます。交感神経が働くと血管が収縮し、心拍数や血圧は上昇、気分は高揚して活動的な状態になり、副交感神経が働くと血管が広がり、心拍数や血圧が低下して、リラックスした状態になります。
どちらかが過剰に強く働くことは好ましくなく、両方がバランスよく機能することが大切です。
さまざまな事情によりストレス過多の状態になると、自律神経のバランスが乱れ、不眠や食欲不振、疲れやすくなるなど、体に不調が起こります。
自律神経のバランスを整えるように毎日の習慣を見直すと、ストレス解消や規則的な生活習慣につながり、健康的な生活を送るのに役立ちます。
○朝目覚めたら日光を浴び朝食をとる
味噌、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品と食物繊維は、腸内環境を整えるためにも積極的にとる。
○1日1回3分程度、ゆっくりとした深い呼吸をする
鼻から3〜4秒かけてすーっとゆっくり息を吸い、次に口をすぼめて6〜8秒かけてふーっとできるだけゆっくり長く息を吐き出す。
○適度な運動を行う
ウォーキングや階段の昇り降りなどを行う。
○こまめに水分を補給する
脱水は自律神経のバランスを乱す。
○寝る前にお風呂に入って、湯(39〜41℃)につかる
質の良い睡眠につながる。
まずはできることから始めてみましょう。
少しでも気になる症状などがございましたら当院へご相談ください。