トマト

 

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、夏本番を前に夏野菜の代表格であるトマトについて取り上げたいと思います。

 

トマトは南米ペルーのアンデス高地が原産のナス科の食物です。徐々に分布を広げ、

16世紀の大航海時代にヨーロッパ、日本に伝わったのは17世紀後半の江戸時代です。

最初は観賞用でしたが、大正時代に食の欧米化が進み、日本人に合った品種の栽培が盛んになった昭和になって一般に好まれるようになりました。

 

トマトの栄養素で特に有名なのは、リコピンでしょう。抗酸化作用が強く老化を遅らせたり、動脈硬化を防ぐとされています。また紫外線による肌へのダメージを防いでくれるので、

美容の観点からも夏には心強い食材です。

 

リコピンは油に溶けやすく、加熱により吸収率が高くなる性質を持ちます。

その為、トマトにオリーブオイルを合わせるカプレーゼや、トマトソース、シチューなどの煮込み料理が効率よくリコピンを摂るのにお勧めの調理法です。

又朝が一番吸収率が良いので、朝食にトマトジュースもいいですね。

 

さっぱりとしたトマトを美味しくいただいて、暑い夏を乗り切りましょう。