こむらがえり

 

こむらとはふくらはぎのことです。ふくらはぎの筋肉がけいれんを起こして、つってしまうことをこむらがえりと呼んでいます。

けいれんに伴って突然激しい痛みが生じることが特徴です。

 

原因としては水分不足、カリウムやナトリウムなどの電解質の不足、末梢の血流障害、

神経障害、薬の副作用などが考えられていますが、多くの場合は特定ができません。

 

症状が出ないようにするためには、日頃から水分・電解質不足に気をつけながら運動習慣をつけ、筋肉量を維持し、血行不良を予防することも効果的です。

 

症状が起こった場合、特に睡眠中は痛みと眠気で早く治したいと焦りがでますが、

筋肉が収縮しているだけなので落着いて筋肉のこわばりをほぐすことが大切です。

以下の動作で筋肉を伸ばすとけいれんがおさまりますので参考にしてください。

 

 

○膝を伸ばしたまま座り、つった方の足の爪先をつかんで、ゆっくりと手前に引っ張る。

○つった方の足を立膝にして座り、両手でつま先とかかとを持つ。そのままゆっくり前方に体重をかけふくらはぎを伸ばす。

○壁に両手をついて、アキレス腱を伸ばす要領で足を前後に開き、つった方のふくらはぎをゆっくりと伸ばす。

 

あまり頻繁に起こる場合は原因となる病気がないか、かかりつけ医に相談し、病気の治療や、服用している薬の変更などで対処できるか確認しましょう。

 

何か気になる症状がございましたら当院にご相談、ご連絡ください。