食品表示について ~続き~

 

先月に続いて、今回は塩分とアレルゲン情報についてお話しします。

 

塩分の摂りすぎはナトリウムでわかります。

 

血圧を高める塩分は摂りすぎないよう注意しなければなりません。

食品表示を参考にし、普段どれだけ塩分を摂っているか把握することが重要です。

食品表示には、塩分を示すために食塩相当量、あるいはナトリウム量が掲載されています。

食塩相当量であれば、どれくらいの塩分が含まれているかわかりやすいですが、ナトリウム表示ではピンとこないかもしれません。そんなときは、

ナトリウムの量(mg)×2.5÷1000=食塩の量(g)

でおおよその食塩量を計算することができます。

 

食物アレルギーをもつ人がアレルゲンとなる食べ物を避けられるよう、食品表示にはアレルギー表示があります。

特に重い症状を起こす可能性がある、

えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生の7品目は、表示が義務づけられています。

また、新ルールではアレルゲン情報は個別表示されるようになりました。

お弁当など、複数の食品が一緒に詰められている商品は、どの食品にどのようなアレルゲンとなる原材料が使われているか、ひとつひとつ表示されるようになっています。

こうすることで、たとえば小麦アレルギーをもつ人は、小麦を使ったものだけを避けられるようになったのです。

このように、食品表示を参考にすれば食事から健康づくりができます。自分の体にあった美味しいものを選んで食べるようにしていきましょう。