尿検査
尿検査は最も手軽に多くのことがわかる検査です。
検査の心配や注意すべきことにお答えしていきます。
Q 尿の色が濃かったり薄かったりしますが、検査に影響しますか?
A 一般的には脱水状態の時や朝最初の尿は濃縮されているため、色が濃くなります。
また腎臓や膀胱で出血があると色が濃くなります。
昼間でも、また十分に水分を飲んでいても色が濃い尿が続く場合は、腎臓内科や泌尿器科に相談しましょう。
Q 検査に提出した尿が少ないのですが、大丈夫でしょうか?
A 15cc以上あることが望ましいですが、5ccでもほとんどの検査が行えます。
Q 月経中の尿検査はどうですか?
A 月経中は血液が混じってしまうため、検査結果に異常値が出ることがあります。
担当の医師に月経中であることを伝えましょう。
Q 薬やサプリメントが影響することはあるのでしょうか?
A ビタミンCをたくさん摂取していると、出血を見逃してしまうことがあります。
ビタミンCは強い還元力があるため、試験紙の特性により陽性なのに陰性になることがあるからです。
ビタミンB類をとっているとビタミンのにおいがしますが、検査結果には影響しません。
Q 尿たんぱくが陽性になったり陰性になったり、検査のたびに結果が変わります。
何が原因でしょうか?
A 尿たんぱくが陽性なのは腎臓が傷んでいる結果なので、治療がうまくいくと陰性になります。
また糖尿病のコントロールの状態、血圧の変化でも変わります。このような病気の影響の他に、運動すると陽性になることがあります。
検査室まで階段を駆け上がったり、検査の前に自転車に乗ったり、ジョギングをしていても陽性になることがあります。
尿検査の前には運動は控えてください。
何か気になる症状がございましたら当院にご相談、ご連絡ください。