春の浮遊物

 

気温が上がり、 暖かい春の訪れを感じる季節となりました。

ですが、過ごしやすい気温とはうらはらに、外では花粉やPM2.5・黄砂などが飛び、

家の中ではカビやダニが増えやすく体調を崩しやすい季節でもあります。

今回はそんな春の浮遊物・飛散物質について紹介します。

 

この時期、空気中に飛散する対策を必要とする物質で主に挙げられるのが

PM2.5や黄砂・さらに多くの人を悩ませる花粉です。

またこれらとともに飛来する大気汚染物質は、発がん性が報告されているほか、アレルギーや呼吸器系循環器系疾患を悪化させたり、

発作を起こしやすくするといわれています。 春はさまざまな飛散物質への対策が必要です。

 

加えて、花粉やPM2.5、黄砂の飛散が多い日に、 閉めきった家の中で洗濯物を干すと湿度が上がりカビが発生しやすくなります。

またカビが増えるとそれを食べるダニも増加することになり、カビやダニの繁殖はぜんそくや鼻炎、アトピー性皮膚炎などを悪化させる原因になります。

 

さらに、カビは現在の症状を悪化させるだけでなく、夏型過敏性肺炎というせきやたん、

発熱といった風邪のような症状が出る病気を引き起こすことがあります。

この病気はカビを吸い込むことで起こり、エアコンのカビが原因となることが多く、5月~10月に多くみられます。

 

では、こういった病気を防ぐにはどうすればいいのか。次回のブログではこれらの飛散物質やカビ等の対策について紹介します。