帯状疱疹は高齢者に多い疾患で、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)による感染症、皮膚症状に加え、痛みを伴う疾患です。
<特徴>
初感染時、水痘として発症し、水痘の治癒後も神経節などに潜伏し、ストレスや疲れ、加齢などで免疫力が低下することで再活性化され、帯状疱疹として再び発症します。
その際、痛みや水疱が出現。通常2週間程度で皮疹は治癒しますが、一部の患者さんでは長期に痛みが残ることもあります。
発症から3カ月以降も残存する痛みは、帯状疱疹後神経痛(PHN)という症状を引き起こしている可能性がありますので、早めの診療をお勧めします。
<治療で考慮する点>
皮膚症状の改善に加え、できるだけ痛みを残さないようにすることが大切です。
帯状疱疹後神経痛に移行させないために、帯状疱疹の急性期に抗ヘルペスウイルス薬を用いてウイルスの増殖を抑制する必要があります。
<抗ヘルペスウイルス薬>
この薬剤の種類としてあげられるのが経口・外用・点滴です。
ウイルスは神経節内で増殖し、皮膚に到達するため抗ヘルペスウイルス薬による治療は全身療法(経口・点滴)が望ましいです。
また、薬を飲み始めても2日ほどは症状が悪化することがあります。自己判断で使用を止めないようにしましょう。
服用中は普段より水分を多めに取る、というのも一つのポイントになります。
疑わしい症状が現れたらすぐに受診してください。
1人で悩まず、一緒に解決していきましょう。
いま、日本人の多くが高血圧、糖尿病、心臓病、喘息などの慢性疾患を抱えています。また加齢に伴う脳の疾患も増えています。
こうした病気を早く見つけて適切な治療をするとともに、病気にならないよう毎日の生活を見直し栄養や運動など生活習慣を改善することも忘れてはいけません。
医療法人 創志会(しくま脳神経外科クリニック・板倉内科医院)は、皆さまやご家族の「かかりつけ医」として、地域とともに歩み、ともに生きる医療を目指しています。これからも新しい医学研究の成果を取り入れ、患者さまの立場に立った診療・治療、アドバイスを行ってまいります。
世界一の長寿国といわれる日本。
いつまでも若々しく元気でいるためにも、脳の健康を保つことが大切です。
年齢を重ねるごとに現れるさまざまな症状が「病気なのかどうか」
を、まず知ること。
そして早めの治療で「健康で元気な」毎日を過ごしましょう。
※アンチエイジングとは抗加齢のことです。
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