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板倉新聞

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慢性腎臓病

<慢性腎臓病>
腎臓には血液中の老廃物を取り除き尿中に排泄する役割(ろ過)があります。
この役割が上手く働かなくなると、様々な病気を引き起こす危険性があり、慢性的に腎機能が低下してしまうと、慢性腎臓病と診断されます。

<原因>
好ましくない食習慣や運動不足、それによる肥満。生活習慣の乱れにより引き起こされた糖尿病・高血圧症などが腎臓に大きな負担を与え、機能を低下させる原因になってしまっているのです。また、原因不明の腎臓病もあります。

<自覚症状がない>
慢性腎臓病の初期には、自覚症状がほとんどなく、知らず知らずのうちに腎機能が低下してしまっていることがあります。
低下が進むと、
・夜何度もトイレに起きる   ・顔、手足にむくみが出る
・貧血、めまいが起きる    ・食欲不振が続く
・動機、息切れ、倦怠感がある・・・などの症状が現れてきます。

<腎臓の状態を知りましょう>
自分の腎臓に異常がないかどうか。それを調べられる検査として尿検査と血液検査があげられます。
尿検査・・・普通、漏れることはない血液や筋肉を作る栄養素であるタンパク質が漏れている。この反応が出ると、ろ過を行う糸球体という所に異常があることを疑います。

血液検査・・血液中の老廃物がどれくらいろ過できているか、クレアチニンという老廃物の量(血清クレアチニン値)をもとに腎臓の働きを調べます。

<予防>
・生活習慣病の予防
適度な運動、禁煙、過度な飲酒はしない、十分な睡眠と休養で過労を防ぐ
・食事療法
塩分制限(理想は1日6g未満)をする、タンパク質である肉・魚・卵をバランスよく取るなど、腎臓への負担を軽減させる食事を心掛けましょう。

定期的に検査を行い自分の腎臓の状態を知っておくのも大事です。
また、気になる症状がある時は気軽にご相談ください。