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板倉新聞

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食中毒の予防


<食中毒とは?>
食事に関連した健康被害を食中毒と呼びます。
中でも、ウイルスや細菌などの病原微生物(まな板などの調理器具・生肉などの食品から発生)によるものが多くを占めます。
原因が微生物以外のものになると、農薬・食物添加物・ヒ素などの化学性中毒、毒キノコ・ジャガイモの芽のソラニン・フグ・貝毒などの自然毒食中毒などがあります。


<主な症状>
腹痛、下痢、むかつき、嘔吐・・・食中毒を引き起こした際出てくる主な症状はこういったものです。
しかし、原因になる微生物によっては、初期症状として発熱・頭痛・筋肉痛・倦怠感といったインフルエンザを思わせる症状が出るものもあります。


<代表的な食中毒の原因微生物>
・感染型食中毒・・・微生物が腸管内に入った後、微生物により作り出された毒素により腸の細胞や組織が障害を起こす場合。
○ノロウイルス→カキなどの二枚貝から。潜伏期間は短くて半日から3日。
○腸管出血性大腸菌(O-157)→牛肉(含内臓)から。潜伏期間は2日から7日。

・毒素型食中毒・・・食べ物の中で微生物が生み出した毒素が腸で障害を起こす場合。
○黄色ブドウ球菌→乳・卵製品・穀類とその加工品から。潜伏期間は30分から6時間。
○嘔吐型セレウス球菌→ピラフ・パスタなどから。潜伏期間は1時間から5時間。
こちらは早ければ1時間以内に嘔吐主体の症状が現れます。


<予防>
病原菌をつけない・・・器具の洗浄・消毒、手洗いを十分に。
原因菌を増やさない・・・購入した肉、魚などの生鮮食品やお惣菜は直ちに冷凍庫で保管。
病原菌をやっつける・・・細菌やウイルスは加熱で死滅します。食材は中心部まで加熱すれば安心と言えます。


自分だけでなく、周りも巻き込んでしまう可能性の大きいものになります。
おかしいと思ったら、すぐに医療機関を受診してください。