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板倉新聞

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気管支喘息

気管支喘息とは発作性の呼吸困難、喘鳴、咳を繰り返す疾患です。
炎症がおこっている気道はとても敏感になっていて、正常な気道ならなんともない
ホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、発作がおきてしまいます。


○症状
・息苦しい、咳き込む
・呼吸時ゼーゼー、ヒューヒューという音が出る
・夜間や早朝に咳や喘鳴の症状が出やすい
・走ったり運動した後は息苦しい

○起こりやすい状況
・季節の変わり目など気温差が激しいとき
・疲れているとき
・ストレス
・風邪をひいたとき
・タバコの煙など発作を引き起こす刺激に触れたとき

○治療法
①症状が起こらない様に毎日行う治療(長期管理薬)
主に吸入ステロイド薬を使用し、これと内服薬や貼り薬を併用します。
ゆっくりと効いてくるので効果が出始めるまでに3日~1週間ほどかかり、
やめると効果がなくなってしまうので長時間、毎日続ける必要があります。

②症状や発作が起こったときに行う治療(発作治療薬)
主に気管支を拡げる作用が強く即効性があり、発作時にすぐに呼吸を楽にしてくれる
吸入薬を使用します。吸入後も呼吸困難が続くようであればすぐに病院を受診しましょう。


喘息を元から治し二度と喘息を起こらなくできる薬はなく、「発作が起こらない時間を
長時間続ける」ことが大切です。気道の炎症が悪化し再び発作が起こることもあるので、
少し良くなったからといってすぐに薬をやめてはいけません。
自分の判断で薬をやめずに医師の指示に従ってきちんと治療を続けましょう。


気になる方は当院にご相談ください。