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板倉新聞

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深部静脈血栓症



長時間、脚(太ももから下)を動かさないでいると脚の静脈血の流れが悪くなり、
そこに血の固まり、すなわち“血栓”が発生します。これを「深部静脈血栓症」といい、
エコノミークラス症候群ともいわれています。

高齢、肥満、がん、手術後、妊娠・出産、けが、避難生活、脚の麻痺、
避妊薬を飲んでいる方、血が固まりやすい体質の方などに発症しやすい病気です。
症状がないことも多いですが、ほとんどの場合、片脚のふくらはぎや
太ももに腫れやむくみ、痛みが出たり、皮膚が赤くなったりします。


予防には、歩行や足首の運動、脱水を避けることなどが有効です。
例として予防対策をご紹介しますので、脚を長時間動かさないような時はぜひ活用してください。

①  つま先を下に向け足の甲をゆっくり伸ばす
②  つま先をゆっくり上げる
③  足首をゆっくり回す
④  両足を伸ばした状態から片足ずつ脚を伸ばしたり曲げたりする


血栓ができてしまったら、血を固まりにくくする薬で治療します。
血栓により血管が詰まると命に関わることもありますので、
気になる症状がある時は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。