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板倉ブログ

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2015/04/21 お花見(卯月 April)

4月に入り、入学式を迎えたり、社会人として初めて働きだしたりと期待と不安を
胸に抱きつつも新しいスタート地点に立つこの季節。
かくいう私も1年前はその立場でしたので、なんだか少し懐かしい気持ちにもなります。

そんな新しい門出を祝うかのように満開に咲き誇った見事な桜。
今年もまた、美しい景色を私たちに見せてくれました。
しかし、連日雨が続き早々に散ってしまった桜を少し残念に思います。

ですが、桜といえばお花見。私は機会を逃してしまい、出来ずに終わってしまったのですが、
会社の方、家族、友達と花見をした、という方も多いでしょう。
そんな花見に関する言葉で、「花見団子」というものがあります。これは言葉の通り花見の時に
食べる団子のことで、赤・白・緑の三色の団子を指します。

何故花見に団子なのか。それは、かつて日本各地の甘物を集めていた豊臣秀吉が
京都の醍醐で開かれた花見で団子を食べたのをきっかけに、徐々に広がっていったと言われているようです。

そして赤・白・緑の三色にもいろいろと意味があるようで、赤と白は縁起物であり、緑は草の色で
邪気を払ってくれるなどというもの、赤が春の「桜」、白が冬の「白酒」、緑が夏の「草木の緑」を表す中で、
「秋がない」、「飽きない」という言葉遊びの意味もあるようです。

花見が現代に広まるのに長い歴史があります。桜を見て楽しむというのももちろんありますが、
集まった皆で宴を楽しむ、まさに「花より団子」という言葉も当てはまる様な気もします。

来年の話になってしまいますが、今度は私も「花より団子」というのもいいですが、
美しい桜を満喫できるような花見ができたら、と思います。

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