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板倉ブログ

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20156/2/26 ひな祭り (如月 February)


暖かいと感じる日も増えてきましたが、まだまだ寒さはなくなりませんね。
風邪も流行しているので、注意が必要です。

さて、2月ももう終わりとなり、お子さんがいらっしゃるご家庭は卒業、さらには入学の準備を始める時期になりました。
しかしその前に迎えるのが女の子の祝い事とも言われるひな祭り。

桃の節句とも言われ、ひな人形や桃の花を飾り、雛あられや甘酒などをお供えし、女の子の健やかな成長を願うものになります。

かつて祓いの風習として中国で行われていたもので、災厄を祓うために水辺で汚れを祓う、「曲水の宴」という禊や盃を水に流して詩を読む行事が日本に伝わり、紙を人の形どった「ヒトガタ」を使った禊の儀式へと結びついたのが始まりのようです。 現在でも「ひな流し」などと呼ばれ、各地で名残を見ることが出来ます。

ひな祭りといえば桃。でも何故桃なのか?
起源となった中国で、桃の花には「魔除け」、「長寿」のパワーがあるとされており、お祓いのために桃花酒を飲んだり、桃の葉が入ったお風呂に入ったりしていました。
これが日本に伝わり、3月3日は桃の花が咲く時期だったこともあり、ひな祭りに桃の花が飾られるようになりました。

ひな人形に纏わることでよく聞くのが、「早く片付けないと、お嫁に行き遅れる」ということ。
これには諸説あるようですが、ひな人形には「子供の災いを引き受ける」という役目があるため、いつまでも手元に置かず早く片付けて災いを遠ざけた方がよい、と考えられていること。
そして、「行事が終わったらきちんと片づける」という躾けの意味があり、その話が変化して「片付けが出来ないような子はお嫁にいけない」、「ひな人形を片付けないと、お嫁に行き遅れる」といわれるようになったようです。

何より、年に一度のひな祭り。祖母から母へ、母から子へ、ひな祭りの歴史が受け継がれ、歌を口ずさみながら飾り付ける、なんていうのもとても微笑ましくていいものですよね。


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