インフルエンザワクチン

インフルエンザの予防対策を講じるのに重要な年代は、罹患数が最も多い15歳未満の小児と重症化する割合が高い65歳以上の高齢者です。

インフルエンザワクチンは、65歳以上の高齢者の発病を半数近くに減らし、死亡を80%程度阻止、6歳未満の小児の発症防止には50~60%程度有効であるという研究報告があります。

そのためワクチン接種はこの年代にとって有効な予防策です。

もちろん、ワクチン接種は小児と高齢者だけに関係がある話ではありません。

10代後半から中年層も学校や仕事があり、インフルエンザ罹患での学級閉鎖や長期の休みは大きな影響を社会・経済に与えることになります。

また、全ての世代がワクチン接種で予防を心掛けることにより、流行を抑え高齢者や小児などへの感染の拡大を防ぎ、結果的に重症者を減らすことにつながっていくのです。

ワクチン接種は自分のためでもあり、社会全体のためでもあるのです。

 

インフルエンザワクチンは新型コロナウイルスには効果はありませんが、両方にかかる事を防ぐことで肺炎にかかるリスクを減らす事はできます。

「マスク・手洗い・手指消毒」は、インフルエンザにも新型コロナウイルスにも共通の予防法です。

いろいろな予防法を組み合わせてインフルエンザにも新型コロナウイルスにもかからないようにしましょう。