メニエール病

メニエール病は、耳の中にある内リンパ腔という部位が

むくんだ状態になること(内リンパ水腫)によって起こるとされていますが、

なぜ内リンパ腔がむくむのか原因は分かっていません。

めまいには様々な原因がありますが、頭を動かした時など

症状を感じる状況が明確である場合はメニエール病とは異なります。

なぜなら、メニエール病は

誘因となるような動作や状況がない状態で起こるめまいのこととされているからです。

 

では、どのようにしてメニエール病と診断されるのでしょうか。

 

メニエール病は検査によって判定することが可能です。

聴力検査により低音を中心に聞こえにくくなっていること、

平衡機能検査により眼球の痙攣の確認やバランス機能の低下を調べ、

さらに内リンパ水腫があるかを推定する検査を行い、診断します。

最近では、 造影剤を用いたMRI撮影で

内リンパ水腫があるかを見る検査も行われています。

 

メニエール病は日常生活の過ごし方に注意が必要な病気です。

減塩や、十分な水分摂取、散歩などの有酸素運動を心がけ

ストレスの軽減に努めましょう。

耳閉感やふらつきを感じたら無理をしないことが大切です。

 

めまいには他の病気が隠れている恐れもありますので

少しでも気になる症状があれば当院にてご相談ください。