吸入薬について
喘息などの肺の疾患では、内服や吸入などお薬の使い方が多岐に渡ります。
今回はその中の吸入薬についてご紹介します。 吸入薬は、粉や霧状のお薬を吸うことで気管支や肺にお薬を直接届けるお薬です。 気管支や肺にお薬を直接届けるため、副作用が少なく即効性にも優れています。 また内服薬に比べて使用量が少量で済むため、 服薬の負担も軽減できるなど多くのメリットがあります。 一方で、 正しい使い方をしないと効果が十分に発揮されなかったり、 逆に副作用が出てしまう恐れがあるため、正しい使い方を確認して使用しましょう。 そして吸入薬を使用する際に注意することのひとつが「うがい」です。 吸入薬では、吸入後にうがいをする必要があります。 うがいをしないと口の中や喉にお薬が残ってしまい、 様々な副作用が起きることがあるからです。 例えば、声枯れや口内でのカビの繁殖、他にも口内炎ができてしまったり、 手が震え、心臓がドキドキすることがあります。 うがいが難しい方は、吸入後にお水を飲んだり食べ物を食べてお薬を洗い流しましょう。 吸入薬には様々な種類がありますので、使用方法等ご不明な点があれば 医師や薬剤師に相談しましょう。