帯状疱疹

 

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスによって起こる皮膚の病気です。体の左右どちらかのみにかたよって、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが帯状にあらわれるため、帯状疱疹と呼ばれています。痛みの程度は人によって異なりますが酷い場合は、夜に眠ることができなくなるほど痛むこともあります。帯状疱疹は体だけでなく顔面や、 目の周りにも現れることがあり、場合によっては角膜炎、顔面神経麻痺 、 難聴などの合併症を引き起こすことがあります。ではどういった人が帯状疱疹になるのでしょうか。帯状疱疹は水ぼうそうになったことのある人なら誰でもなる可能性がある病気です。加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が発症の原因となります。水ぼうそうは子どものうちに約8割の人がかかるといわれており、帯状疱疹はほとんどの人に発症する可能性がある病気なのです。そのため、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。帯状疱疹にかからないためには、日頃から十分な休息をとり、免疫力を低下させる疲労やストレスのない規則正しい生活を送ることが大切です。また、帯状疱疹にはワクチンがあります。帯状疱疹の1番の予防法はワクチン接種です。

医院では、50歳以上の方を対象に帯状疱疹のワクチンを常時受け付けています。また、帯状疱疹になった場合にもお薬の処方や痛み止めの注射などの治療をしています。心当たりや不安のある方、ワクチン接種を希望される方は遠慮なくご相談ください。