快眠のための夜の過ごし方

人間の体温は、活動的になる日中は上昇しますが、夜になると身体に溜まった熱=

「深部体温」を下げるために、手足の末梢の血管を拡張させて血液量を増やし、

熱を放出します。スムーズに眠りにつくためには、深部体温を下げることが必要です。

深部体温は一回上がると、その後急激に下がる性質があるため、就寝の1時間半ほど前に38℃から40℃のぬるめのお風呂に浸かって

深部体温を上げると深い眠りに入りやすくなります。

 

家にいてもリラックスできない、不安や悩み事が多い・・・。このような状態は

「過緊張」と呼ばれ、心身に悪影響を及ぼすとされています。

心身のストレスにより交感神経が優位にはたらき、夜になってもリラックス神経である副交感神経に切り替わりません、

すると心身が緊張した状態が続き、スムーズな眠りを妨げてしまうのです。アロマなどの香り、ハーブティーやクラシックの音楽は

副交感神経を優位にするはたらきがあり、脳の緊張を解きほぐし、快適な眠りへと誘ってくれます。

 

「眠らなくては」と意識しすぎるのは、かえって逆効果です。「眠くなったら布団にはいればいい」くらいの気持ちでいる方が良いようです。