便は健康のバロメーター

ご自分の便の状態をご存知ですか?便は胃腸の消化吸収の働きによって作られます。

食べ物の栄養素を吸収した後、身体に不要な食べ物のカスを排出する排便は、私たちが生きて

いく上でとても大切な役割を果たしています。

 

便のチェックポイント

1.硬さ

少しりきめばバナナ状の便がスルリと出て、排泄後に「スッキリとした爽快感」があれば健康な便といえるでしょう。

排便が2~3日に1回でも、不快に感じなければ便秘ではありません。

 

2.におい

においに影響するのが腸内細菌です。食生活が肉や脂っこいものに偏り、悪玉菌が増えると嫌なにおいが強くなり、善玉菌が増えるとにおいは抑えられると考えられています。善玉菌を多く含む食品として、「納豆」「ヨーグルト」等が挙げられます。

 

3.色

健康な便は黄土色~茶色です。腸内に便が留まっている時間が長いほど、色は濃くなります。

下記のような色をしている場合には、注意が必要です。

 

【白・灰色】脂肪のとりすぎによる消化不良や病気の可能性があります(バリウム服用が影響している場合もあります)。

【黒色】胃腸から出血している可能性があります(服用薬が影響している場合もあります)。

【赤色】痔による出血のほか、腸の病気が隠れている可能性もあります。

 

快便には、バランスの良い食事を適切な量で摂り、適切な運動を継続する事が大切です。

便に気になる変化が見られた場合、検便検査を受け、もし異常が疑われたら大腸内視鏡検査を

受ける事で腸の状態を確認する事ができます。

感染症対策としての免疫力

寒い冬はインフルエンザや風邪、依然として感染者がみられる新型コロナウイルスなど感染症への警戒が大切な季節です。

そんな中、今年はインフルエンザが全国で大流行しています。

今回は手洗いやうがい、マスクの着用など基本的な感染対策以外の自分自身の免疫力を下げない工夫について説明します。

 

免疫力を下げないために気をつけてほしいことは

・規則正しい生活

・体を温める

・軽い運動をする

・バランスの良い食事をとる

・ストレスと上手につきあう

・よく笑う

の6つです。

 

規則正しい睡眠や食事、運動などは体を健康に保つために実践されている方も多いかと思いますが、

そのほかに体を温めることも大切です。

体温は36度を切ると免疫力が低下すると考えられています。

体を冷やさないように気をつけ、しょうがや根菜など体を温める食品を積極的に摂り入れましょう。

またよく笑うことも大切です。

笑う、さらには笑顔をつくるだけでも免疫力の向上に繋がります。生活の中で笑顔を増やしていきましょう。

 

これらの工夫を取り入れることが感染症の予防にも繋がります。ウイルスに負けないからだづくりで元気に冬を過ごしましょう!